雨月物語 作品情報

うげつものがたり

日本映画史に残る、溝口健二監督の名作の一編

時は戦国時代。琵琶湖にほど近い村に住む貧しい陶工・源十郎は、戦乱に乗じ一穫千金を狙っていた。一方、侍になることを夢みる義弟の藤兵衛。2人は反対はされながらも、それぞれの女房を連れて琵琶湖を渡るが、離れ離れに…。その後、藤兵衛は出世を果たすが、妻は娼婦に…。方や源十郎は、妻・宮木が子供を連れ、決死の覚悟で村へ戻ろうとする中、若狭姫と名乗る美しい女性と出会い、生活を共にすることに。だが、彼女の正体は死霊だった。そのことを知った源十郎は故郷へと逃げ戻るが…。

「雨月物語」の解説

上田秋成の「雨月物語」から「朝茅が宿」「蛇性の婬」の2編を川口松太郎らが脚色。それを溝口健二監督が、映画化した名作。京町マチ子の美しさ、田中絹代の好演と、どれをとっても素晴らしい。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督溝口健二
出演京マチ子 水戸光子 田中絹代 森雅之 小沢栄太郎
制作国 日本(1953)

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-11-11

溝口健二監督の本編は墨絵の様な濃淡が余りにも美しく、流麗な影絵の如き撮影術が国際的に絶讚された作品!原作は上田秋成、それにモーパッサンの「勲章を貰ったぞ」。井原西鶴や近松門左衛門等、江戸の戯作家もので人間の金銭欲や愛憎劇を赤裸々に描く監督の手腕が此処でもフルに発揮された。亡き妻の幻視に続くラストシーンは〈山椒太夫〉と並ぶ無常と祈りでも在った。


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最終更新日:2017-11-16 16:00:03

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