ワンス・アンド・フォーエバー 作品情報
わんすあんどふぉーえばー
ベトナム戦争に参加した元米兵士の史実に基づいた原作を、壮大なスケールで描く戦場ドラマ
ベトナム戦争初期の1965年11月14日。米陸軍中佐ハル・ムーア(メル・ギブソン)は率いる400名の部隊は、ベトナムのイア・ドラン渓谷「X-レイ」地点に辿り着く。しかし、敵は想像以上の人数で、彼の部隊は2000人の北ベトナム兵に取り囲まれ苦戦をしいられてしまう。四方八方から銃弾が飛び交う地獄絵巻きの戦場でムーア中佐は、部下である若き兵士達を家族の元へ送り返したいと立ち向かうのだった…。
「ワンス・アンド・フォーエバー」の解説
およそ15年にわたったアメリカ史上最も長い戦争、ベトナム戦争。アメリカでは5万9000人弱にのぼる戦死者を出し、多くの兵士や遺族が心に深い傷を負った。ベトナムの指導者ホー・チ・ミンを支援する中ソ勢力を警戒したアメリカが軍事支援を開始し、起こったこの戦いは意味のない戦争だったのでは? といわれている悲劇の戦争。本作は実際にこの戦いで指揮をとっていたハル・ムーア中佐と、戦場カメラマンとして前線に飛び込んだUPIの特派員ジョー・ギャロウェイによる原作を映画化したまさに実話。思わず目を覆いたくなるような悲惨な戦場、追い詰められた人々の狂気、そして恐怖心。
それだけでなく母国で夫の帰りをひたすら待つ妻の姿。今までベトナム戦争を題材にした映画が多く製作されたが、本作では、敵側の感情や姿も描いている。地下基地で戦略を練る北ベトナム軍の指揮官の冷静な態度。愛する妻の写真を日記帳にはさみ、胸ポケットに入れているベトナム兵の姿。さらにはそんなベトナム兵の妻までスクリーンに登場する。これにより、待つ人の苦しみはどこの国の兵士も一緒で、何よりも戦争により悲しみが生まれるということを描いている。戦争の悲惨さに衝撃を隠せないエンタテインメント性の高い戦争映画だ。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2002年6月22日 |
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キャスト |
監督・製作・脚本:ランダル・ウォレス
原作:ハル・ムーア ジョー・ギャロウェイ 出演:メル・ギブソン バリー・ペッパー マデリーン・ストウ クリス・クライン |
配給 | ギャガ=ヒューマックス |
制作国 | アメリカ(2002) |
上映時間 | 138分 |
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