特集:『RESET~飛びたい人々』プレミア上映 作品情報
りせっとぷれみあじょうえい
そのビルが“自殺の名所”として密かに人々の間で語られるようになったのは、一体いつからなのだろうか?
2000年、11月21日。東京。夕暮れ時。ビルの屋上に集まった、喪服姿の女性(根岸季衣)、コート姿の男(光石研)、若い女性(片岡礼子)、彼女たちは、そして彼は知っている。今日自分達がみな、同じ目的を持ってこのビルにやって来たことを…。そこへもう一人、男(遠藤憲一)が現れた。「あれ、皆知り合い?」。無神経に周囲の人間たちに話しかけるこの男の登場をきっかけに、期せずして明らかになっていく4人の男女の背景。そして5人目の男(伊藤洋三郎)が現れた。さあ、最初にこの屋上から飛び降りるのは誰?
「特集:『RESET~飛びたい人々』プレミア上映」の解説
ある日、それぞれの人生と苦悩を背負った自殺志願者が“自殺の名所”に集まったという設定の元に、全く脚本なしに即興で演じられた1カット78分間の驚きべき人間ドラマである。鈴木浩介監督は事前に個々の俳優とマンツーマンで徹底的に話し合い、その役柄についての背景を固めていった。しかしストーリーの進行、結末については監督自身も、そしてもちろん俳優たちも予想がつかないという状況の中で撮影は開始された。
“スタート!”の声が掛かる直前、張り裂けそうな緊迫感が俳優たちを襲ったのは言うまでもない。誰が誰に対してどんな言葉を投げかけるのか?それに対して誰がどんなリアクションをするのか?最初に”自殺”と言う名の行動を起こすのは誰?スタッフもそしてキャストも予測不可能だった物語の幕切れをぜひ見届けていただきたいと思う。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2001年8月7日 |
---|---|
キャスト |
監督:鈴木浩介
主演:根岸季衣 伊藤洋三郎 遠藤憲一 光石研 片岡礼子 |
制作国 | 日本(2001) |
上映時間 | 80分 |
ユーザーレビュー
レビューの投稿はまだありません。
「特集:『RESET~飛びたい人々』プレミア上映」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。